美しい言葉って、何でしょうか。
そういう言葉がつい漏れ出してしまうような口でありたい。
ですから、まずは美しさを知っている必要があります。
美しい景色を見る。
美しい音を聴く。
美しい魂に触れる。
抽象的にしか言いようのない、まさに桃源郷のようなイメージを、現実から救い出してやるのです。
僕が思う桃源郷では、人も動物も植物も、各々が駆けまわっている。
それでいて、不安はない。
あるのは、自由意志が織りなす寓話のような世界だけ。
こういったものをいかに現実に発見できるかが、美しい言葉を吐くことに繋がると思います。
そして最後に。
美しいものを見つけるだけでは、美しい言葉にはなりません。
言葉を発する以上、僕自身もその世界の一員になります。
桃源郷の一員として、目の前の人間にどんな言葉を渡せるか。
それこそが最も悩ましく、美しい決め手となり得るのです。
美しさを知り、現実に見つけ、その中で自分の立ち位置を推し量る。
美しい言葉とは、そういったところにあるのではないでしょうか。