空色に澄む

青空は一体何処まで続いているのでしょうか。

空を見上げると、空いっぱいに空色が広がっています。
建物や地平線のぎりぎり、僕の目に映るその際まで限りなく全てを空色が埋め尽くしています。

僕が見つめるこの空色は一体何処からやってくるのか。
理屈的なことを放棄して、ただ僕の脳内を丸々満たしてしまうほどの質量が流れ込んでくるのを感じます。

焦点を奥に奥にと引き伸ばしていくほどに、空はますます大きくなり、それと同時に僕は小さくなっていきます。

この空の下を進んでいくなら、世界は何処までも続いていくのでしょうか。
こんな小さな僕の存在は、あの延々の空色に混じれば、何処にも見つけられなくなってしまうのでしょうか。

ふと目を戻せば、あの空色を忘れた人たちが忙しなく行き交います。
明確な距離感に安堵し、人混みを避け合いながら、今日を過ごしています。

僕はこの中で生きていくのです。

風止場管理人

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