初めまして、風止場管理者のオーハシです。
何気ない毎日の中で、風を感じることがあると思います。
木漏れ日をまばゆく揺らす風、平熱の体にそっと触れる風、真夜中に窓から侵入してくる風。
その風を感じたとき、みなさんは何を思いますか。
風そのものを目視することはできません。しかし、風によってもたらされた変化によって、僕たちは風を見ることができます。
つまり、僕にとって風を見るとは世界を見ることなのです。
風止場とは、僕が世界を観測する中で見つけた風を、言葉として紡ぎ残すための場所です。
ここに残るものは、その瞬間の思考や感覚、記録になります。そのため、曖昧なままの言葉も残りますし、なにより余白の多い文章になるでしょう。
そんな質感、温度感を各々の読み方で感じていただければと思っています。
僕が残した言葉から、誰かの心に風が吹くことがあれば。さらに、新しい風景が生まれていくのなら。
風止場が、そのための風の停泊所となることを願っています。
普段は流れゆく風々も、ここでは繋ぎ留めておくことができると信じています。どうか、お好きにご覧になってください。
漂流ノート#1収録
息を吹き込む