大人の景色

幼稚園から抜け出した。

僕はいつも、空まで伸びた団地のてっぺんを見上げてた。

そして今は、ずっと続いていく階段を上っている。

なるべく格子の外は見ないように。

最上階に吹く風は、知らない風だ。

知らない人たちと、知らない木も見える。

多分、高いところにいる人は、僕の知らないことをたくさん知っている。

お母さんが怒って、僕を呼んでいる。

風止場管理人

風を読み、言葉を紡ぐ。
思考と感覚の記録を残すための“風止場”を運営しています。
管理人について、は下のリンクから↓

風止場の続きを追う

Xでは、記事になる前の問いや景色などを発信しています。
RSSでは、新しい記事の更新を受け取れます。

風を残す

コメントする

目次