容疑者

今日が何曜日だったか、忘れました。

何週間前から忘れていたか、忘れました。

尿意を悟りつつ、パソコンを打ち続けています。

さっき昼を済ませたので、お腹は空いていません。

いつも通りの木と空が、窓にこびりついています。

灰色の空が、部屋に染み込んでいました。

有り余る余白が眩しくて、目をこすります。

あと数行のところなんだと思います。

靴でも履かせてやれば、自力で歩き出したりするのでしょうか。

肩をすくめて、照明のスイッチを押しました。

配線は窓の外へと伸びているようです。

暗闇が、僕に清算を求めます。

こちらは、煙草を要求するのです。

漂流ノート#6収録予定

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